1年ぶりに
昨日ですね、例の好きだった先輩を見かけました。
家の近くを車で通ったら「かっこいい人だな、あれ、先輩?」って。紛れもなく先輩でした。
やっぱりかっこいい人だよ.....通り過ぎただいぶ後、運転していた母に「さっき、先輩見かけたわ」と言うと、あーわかった、と言われた。
先輩の特徴は話していました。多分母は好きではない感じだと思うと。背の高いモデルさんみたいな雰囲気で。人とは違うような雰囲気で。
全然吹っ切れてないじゃんわたし。って思った。あー早く好きな人がほしい!!
失恋って恥ずかしい
あの失恋から半年経ちました。
世間はクリスマスですが特に予定がありません。
ふと思い出すこともあるけどいい思い出としてしまっていたあの失恋を、なにを思ったのか掘り起こして色々と考えてたら私やっぱり勘違い野郎でものすごく恥ずかしい。
近所だし自分のことを嫌いではなかったらそりゃ誘いやすい後輩でしょう。
よくよく考えたらわかるでしょう。でもそんな先輩と違って私は会うたびどんどん好きになってましたけど。恋ってほんと盲目ね。今振り返って初めて気付いたけど。冷静になんかちっともなってなかった。ずっとふわふわした気持ちだった。あかんですな。
うん、やっぱり先輩にも非はあると思うけど。私超恥ずかしかった。
って一人で思ってました。
全先輩へ送る、「可愛い後輩」の可愛がり方NG集
タイトル通り、私(中高女子校育ち。ちょろい)の今までのそしてこれからの周りの全男性の先輩へ送る「可愛い後輩」の可愛がり方NG集。そんなことをしたらその「可愛い後輩」は恋心を抱きます。あくまでも「可愛い後輩」であるならばそれはしちゃだめよ、ということ。
1.恋愛の話で質問しすぎない
恋愛の質問をしたら好きになるわけではないです。恋バナって楽しいから男女問わずするでしょう。2人きりで飲みに行き、そこでまぁ恋バナにもなるでしょう。それはいいんです普通です。「告白はされたい方ってこと?」「もし付き合ったら....」こんなのも大勢いる飲み会なら特になんとも思わないかもしれないですが、2人きりではダメです。想像しちゃうじゃないですか。しちゃうもんなんです。単純なんです。淡い期待を抱かせてはダメです。
2.ほっぺたを触らない
ほっぺたに限らず。これも大勢いる飲み会なら構わないのてすが、2人きりがダメなのです。ものすごいふわんとした甘い気持ちにさせます。単純なんです、はい。
3.夜桜ダメ絶対
昼間のお花見なら....いや...うーーん100歩譲ってまぁまだ許します。でも夜桜は!ダメ!絶対!好きになります。100%好きになります。素敵なものを素敵な人と夜に愛でるなんてロマンチックな演出、可愛い後輩にしてはいけません。「公園飲みしようと思ったらたまたま桜が咲いていた」なんてのも通用しませんよ。わかるやろ!今桜が満開の季節やろ!
4.「何曜日が暇なの?」と訊かない
可愛い後輩なんて「今日空いてる?」くらいの付き合いでいいと思います。「何曜日が暇なの?」なんて訊いたら今後も誘ってくれるのだろうと思っちゃいますし、私の都合を考えてくれてる優しさまでも見受けられちゃいたます。紳士的な態度で惚れさせちゃダメなんです。
まぁこれは私が惚れた人だから、というのも大いにあるとは思うけれど。これをされたら余計に惚れるでしょ。
そのほか諸々ありますが、ちゃんと「君は可愛い後輩であり恋愛対象ではないんだよ」ということをやんわりとでもきっちり匂わせる、気づかせることも大切だと思います。恋する乙女は盲目なのです。ちょっと態度で示すくらいでは単純鈍感娘は気づかないので気づかせること。それにうっすらとでも気がつけば「頼りになる優しいお兄さん」として接しようと努力しますきっと。
でも「可愛い後輩」ってなんて使い勝手のいい表し方なんでしょうね。言われて不快になんてならないし、よっぽどの嫌な人じゃなければなんなら気にもなっちゃう。言ってる側からしたら諸々の予防線なのでしょうか。
男心はわからない。
まだ修復中です。
失恋してから友達に話を聞いてもらったり、バイト先でのみに連れて行ってもらったり、なんだかんだして振られた直後より随分心が楽になった。それでもまだ少しは思い出すけど。いい思い出として残しておこう、とブログに書いてみ始めたり。
そんな心穏やかに過ごしていたある日の夕方にLINEが来たのですね。
「今、K先輩(共通の知り合い)と近所の公園でのんでるんだけど来れたりする?」
一瞬思考停止して一瞬にしてドキドキしてきた。しかもその近所の公園って例のお花見をした公園。ちょっと頭おかしいんと違うかって思った。先輩×その公園なんて私トラウマなんですけど。フラッシュバックしちゃうんですけど。男心がわからなさすぎる。
行きたかったけど。あれ以来会っていなくてしかも絶対そのこと知ってるK先輩もいるし。どういう感じで行けばいいのかわからないし。普通に前と同じようにすればいいんだろうけど。
今回は遠慮させてもらった。
もう少し時間がいるかな。先輩と同じようなベクトルで話すには。
でももう基本的には会おうとしないでおこうと思っていたし、きっと先輩もそうだろうと思っていたからお誘いを受けて、あぁ嫌われてはいないんだ、可愛い後輩として前と同じように接しようとしてくれてるんだ、と思うと嬉しかった。
ベクトルが違う
それからというもの先輩から連絡が来ることはなかった。つらかった。ないとわかっていても少しはあるのかも、とかも思ったりしちゃうから。
それから2ヶ月経ったんだっけな。告白しなかったらずっと引きずってしまうと思ったから思い切って告白をした。振られる覚悟で、ちゃんと楽しかった旨を伝えて。
初めての経験だった。人をこんなにもちゃんと好きになるのも。その私の思いが相手に受け入れられなかったのも。
また会ったら話してくださいね、とは言ったものの。先輩も話そうね、とは言ってくれたものの。もう難しいのではないかなぁ。やっぱり好きだもん。わからないまだ2ヶ月くらいしか経ってないからかもしれないけど。私が先輩を見るベクトルと先輩が私を見るベクトルが違うんでしょ。うーーん。それは私が吹っ切れない限りつらいなぁ。
夏の始めに散りました
例のお花見から一ヶ月後くらい。
「オススメの漫画とかある?」とLINEがきた。久しぶりな上に唐突だな...と思ったが久しぶりの先輩からのLINEはやっぱり嬉しくて胸が高鳴った。好きな漫画を伝えると「あ〜akちゃんっぽい!」と。akちゃんっぽいなんて言われるくらい先輩が私のことを知ってくれてるということが嬉しかった。その後もちまちまと話していたら「akちゃんって何曜日が暇なの?」と訊かれた。え、それはまた何か誘ってくれるってこと?また会ってくれるってこと?期待が膨らみすぎてどうしようかと思った。
先輩の好きな所の一つに、色々訊いた後、「こう思ったから訊いたんだ」といちいち理由を教えてくれる所がある。とても気遣いのできる優しい人なんだと思う。
それから2、3日後に先輩から「今日の夜空いてたらごはん行きませんか?」とお誘いがあった。喜んで行ったのだが、私が疲れててサラダを突き刺してたのか、目が死んでたのか、天邪鬼だったのか、無意識の内に失礼があったのかもしれない。「疲れてるみたいだからもう帰りな」と言われてしまった。帰り際に「私まだ大丈夫です」と先輩を引き止めたりしてしまった。そんな私を見て少し困ったような顔をして「akちゃんが悪いわけじゃないんだよ、無理に誘ってごめんね」なんて。
うっすら感じた。もしかしたらもうないかもしれないなって。好きっていうのも気づかれたかもしれないし。迷惑なのかも。色々なネガティブなことが頭をぐるぐる回って、後悔した。好きってバレるのは全然いいけど、好きな人の前ではいつでも笑顔でいろよ!
帰ってからごめんなさいとLINEを送った。ゆっくり休んでね、と変わらず優しい先輩をまた好きになるが、もう終わりだきっと今までみたいには会えないと思うと涙が出てきた。
素敵な春の夜
2週間くらいたった日の夕方、先輩からLINEがあった。「今日の夜空いてたりする?」
残念ながらその日の夜はバイトがあったけど、先輩からそう言われたら会いたいに決まってる。「バイト終わりの10時半とかは遅すぎますか?」とまぁ、いや10時半はもう空いてないって送れよというような感じだけれども、そんなことどうでもよくて少しでも会えるのならと思いそう返信をした。
「全然平気だけど遅くなっちゃうよ、お家の人は心配しない?」と相変わらず優しい。全然平気です!と答えてバイト終わりに会う約束をした。
バイトが終わり、いつもはタラタラ片付けているが早々に片付けて、いつもはしないメイク直しもして駅へ向かう。
先輩はもうご飯を食べたらしかったから飲みに行きますか、という話だったのかな、確か。駅周辺でどこか探すか、ちょうど桜も咲いてるし公園飲みをするかという二択を出された。正直まだ肌寒いような気がしてどこか入りたいな〜とも思っていたのだが、少し駅周辺を歩いた後、公園飲みにしましょうとなった。先輩の家の隣の公園で。
最寄りの駅前のスーパーでお酒とチータラを買った。(先輩が買ってくれた。)お酒を選ぶ時先輩は金麦を選んでたな。「お花見と言ったら金麦じゃない?」と。
その公園は毎年桜がなかなか見事に咲いている。夜の公園だからだいぶ暗かったけど顔がはっきり見えると恥ずかしいからちょうど良かった気がする。満開の桜の木の下のベンチに二人並んで腰掛ける。バッグを真ん中に置こうか少し迷ったけど自分の左側に置いて真ん中にはチータラを置いた。
先輩就活でES書くのがつらいらしい。「自分の長所とかわからないし。背が高いくらいしかない。背が高いから視野が広く〜」って、それは物理的な理由(笑)そんなユーモア溢れるところが素敵で好きですけど。
「夜は短し歩けよ乙女」の映画を観てきた話をして「四畳半神話体系」のアニメの話を聞く。それが好きだという先輩がやっぱり好きだなと思った。なかなか好きな人に出会わないから。
風が強くて桜の花びらが地面を舞っていたそんなのも素敵で。色々話していた途中でほっぺたを指でツンとされた。んんん〜という感じで別に何も言わなかったけれど内心ぎゅっとした気持ちとふわふわとした気持ちの多幸感で舞い上がりそうだった。
夜の公園はリラックスできてたくさん話せた。いつの間にかベンチでの先輩との間がなくなっていてなんか密着していたのだけど。好きなんだけど距離が近すぎてほんのりドキドキする感じがなんとも心地よくてずっとこのままでいたいな、なんて思った素敵な春の夜を過ごした。
あんまり素敵な思い出だからきっと忘れることはできないと思うし、毎年桜の季節に思い出すんだろうな。まぁ素敵なことに変わりはないし無理に忘れる必要もないから書き残しておいて大切にしておこうっと。