デコポンポンカン柑橘類

心の宝石箱にしまっておきたい思い出

夏の始めに散りました

例のお花見から一ヶ月後くらい。

「オススメの漫画とかある?」とLINEがきた。久しぶりな上に唐突だな...と思ったが久しぶりの先輩からのLINEはやっぱり嬉しくて胸が高鳴った。好きな漫画を伝えると「あ〜akちゃんっぽい!」と。akちゃんっぽいなんて言われるくらい先輩が私のことを知ってくれてるということが嬉しかった。その後もちまちまと話していたら「akちゃんって何曜日が暇なの?」と訊かれた。え、それはまた何か誘ってくれるってこと?また会ってくれるってこと?期待が膨らみすぎてどうしようかと思った。

先輩の好きな所の一つに、色々訊いた後、「こう思ったから訊いたんだ」といちいち理由を教えてくれる所がある。とても気遣いのできる優しい人なんだと思う。


それから2、3日後に先輩から「今日の夜空いてたらごはん行きませんか?」とお誘いがあった。喜んで行ったのだが、私が疲れててサラダを突き刺してたのか、目が死んでたのか、天邪鬼だったのか、無意識の内に失礼があったのかもしれない。「疲れてるみたいだからもう帰りな」と言われてしまった。帰り際に「私まだ大丈夫です」と先輩を引き止めたりしてしまった。そんな私を見て少し困ったような顔をして「akちゃんが悪いわけじゃないんだよ、無理に誘ってごめんね」なんて。


うっすら感じた。もしかしたらもうないかもしれないなって。好きっていうのも気づかれたかもしれないし。迷惑なのかも。色々なネガティブなことが頭をぐるぐる回って、後悔した。好きってバレるのは全然いいけど、好きな人の前ではいつでも笑顔でいろよ!


帰ってからごめんなさいとLINEを送った。ゆっくり休んでね、と変わらず優しい先輩をまた好きになるが、もう終わりだきっと今までみたいには会えないと思うと涙が出てきた。