デコポンポンカン柑橘類

心の宝石箱にしまっておきたい思い出

何度目かの後悔

年末、例の夜桜の先輩から連絡が来た。

「めっちゃ久しぶり。塾の先生たちとのんでるんだけど、来れたりしない?」


またしても自分の目を疑った。プチパニック。

そりゃあ先輩に会いたい、あれから何年経った?それでもいまだにこんなにもあなたのことをちまちま思い出してしまっているから。


でもわたしは残念ながら正直な女じゃない。先輩からの連絡だって素直に喜べない。

「他の塾の先生たち」誰がいたか知らないけど、その人が連絡くれたらいいんじゃないの。なんで塾辞めたその先輩なのよ。(まぁ塾の先生たちより、先輩との方が仲良かったと思うけど)

っていうのはさ、本当にどの人だかわからないけど冷やかしでその先輩に連絡送らせてんじゃないの。

って思ったらなんだかモヤモヤイライラしてきちゃって、返事をしなかった。日付変わるくらいに「今気づきました、残念です泣」みたいなこと送って。


なんて強がって言ってるけど、これももちろん私の本心だけど、もっともっと本心は会うのが怖かったんだろうな。好きって言ったけど振られた相手に会うっていうのが。しかもなんて言ったっていまだに好きだからさ。会って話しでもしたら、相手にそれがばれちゃうんじゃないか。

それもそれでありだと思うけどさ、毎回だけど後悔するね。会える機会があったのにそれをわざと逃すのはね。


もうちょっと私の気持ちが吹っ切れていたらなぁ


でもね、なんだかんだいまだに連絡くれたりするの本当に嬉しいし、小さなことだけど言葉遣いや心遣いが本当に好き。こんなところが好きなんだよなぁ、なんてまた思っちゃった。またね!!なんて言ってくれちゃってさ。いまだに思わせちゃう先輩が好きだよ.....もう一度会う勇気もないくせに、またこんなこと思っちゃう自分が嫌だよ。